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ケロウナは、バンクーバーから西へ約400キロ、アメリカ国境から北へ150キロ、カナダ西部、ブリティッシュコロンビア州の内陸部にある街です。ケロウナとは先住民の言葉で 『ハイイログマ』 という意味で、南北に長くのびるオカナガン湖の真ん中に位置しています。人口は約10万程とブリティッシュコロンビア州ではバンクーバーとビクトリアに次いで3番目に大きい都市ですが、のんびりした、カナダのイメージ通りの自然あふれた街です。オカナガン湖に面し、穏やかな気候の為、カナダ人が老後に一番住みたい街にも選ばれているほど過ごしやすい環境でもあります。
ケロウナの気候は、四季の区別がありますが、一年中快適な気候で傘は滅多に使用しません。夏は湿気が少なく、カラッと心地良い暑さの日が続きます。春と秋の季節には涼しい朝晩と暖かい日中で気温の変化があります。冬は他のカナダ国内の都市に比べると過ごしやすいです。スキー場のある郊外の周辺地域では雪が積もりますが市内に長期間雪積することは稀です。
街では観光地らしく、ショッピングに、グルメ、ダイニングも充実したダウンタウンと、湖のウォーターアクティビティから、近郊のゴルフやハイキング、サイクリングまで楽しめるアウトドアスポーツが充実しています。そしてオカナガンワインの本場でもあり、ワイナリー巡りや、美味しい料理とワインのペアリングを楽しめるレストランもたくさんあります。周辺にはスノーリゾートもたくさんあるため、ウィンタースポーツをするにも最適の環境です。
カナダのイメージに近く暮らしやすい街、そして英語環境で生活したい、働きたい方におすすめの留学の穴場です。
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ケロウナの歴史 |
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ファーストネーションがこのケロウナの地に定住し始めたのは6,000年以上も前です。
ケロウナが街として形成されたのは、1859年、当時 『L'anse au sable』 (砂の湾) と呼ばれていたケロウナに、フランス人の宣教師、チャールズ・M・パンドシーが到着し、初のヨーロッパ系居住者となり、パンドージー神父はファーストネーションの人々と深い友好関係を築きました。
その後1893年イギリス出身のアバディーン侯爵が、果樹園産業用に広大な土地を購入したのをきっかけにケロウナに果樹園、農作地が広がり、1905年5月4日にケロウナが正式に創設されました。当時の人口はたったの600人でした。
その後街は急成長を遂げ、現在ではBC州第3の都市となり、ワイン産業を牽引する都市として、また、夏の避暑地、40以上のゴルフ場、冬のスノーリゾートしても人気のある観光都市です。
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気候 |
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ケロウナはカナダの中では、年間通じて比較的乾燥した温和な気候です。ケロウナは、ロッキー山脈やコロンビア山そしてオカナガン湖に囲まれているため、冬季でもカナダの他の地域と比べ比較的温暖です。夏は最高気温は30度を超える程ですが、年間を通して乾燥しており、温度ほど暑さは感じず、また夜は20度以下まで下がるため快適です。
ケロウナはカナダの中でも風が最も穏やかな地域です。晴天が多く、風も弱い為温度以上に暖かく感じる気候です。
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
30℃ |
25℃ |
20℃ |
15℃ |
10℃ |
5℃ |
0℃ |
-5℃ |
-10℃ |
-15℃ |
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最高 (℃) |
0.8 |
3.6 |
10.1 |
15.5 |
20.2 |
24.2 |
27.9 |
27.6 |
21.7 |
13.4 |
5.6 |
0.7 |
最低 (℃) |
−5.8 |
−5.3 |
−2.0 |
1.3 |
5.4 |
9.1 |
11.1 |
10.6 |
5.9 |
1.3 |
−2.4 |
−5.9 |
降水量(mm) |
31.0 |
19.0 |
21.6 |
29.1 |
40.2 |
45.9 |
37.2 |
32.1 |
32.4 |
29.2 |
36.7 |
32.6 |
春(4-6月) |
4月中旬まで雪が降る事があり、日本と比べ春の訪れは遅い。しかし5月からは20℃前後の日が多くなり過ごしやすい。 |
夏(7-9月) |
7月上旬から8月下旬にかけて、25℃を超える日が続き、湿度が低く過ごしやすい。夜は20度以下になり過ごしやすい。 |
秋(10-12月) |
日も短くなり、徐々に肌寒くなります。紅葉は10月上旬から中旬が見頃です。11月下旬から雪がちらつき、12月は寒くなる。 |
冬(1-3月) |
寒さのピークは1、2月。平均気温は日中は0度前後、夜間は−5℃前後となり、冷え込みますが、雪が積もる事は稀です。 |
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基本情報 |
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人口 |
市域 117,312人 人口密度 553.8人/km 都市圏 179,839人 |
地理 |
面積:
市域 211.82km 標高 344m |
姉妹都市 |
春日井市(日本)、フェーンダム(オランダ) |
その他 |
時間帯 太平洋標準時(PST)、UTC-8
夏時間 太平洋夏時間(PDT)、UTC-7
市外局番 +1-250、+1-778 |
経済 |
ケロウナはBC州内陸部の経済の中心です。カナダ西部のワインの一大生産地であり、また果樹園も多く農業が盛んです。一方でその豊かな自然と1年を通して温暖で過ごしやすい気候から、避暑地、観光地として人気があり、観光産業も盛んです。近年は定住を希望する人が増え、人口が増し、経済規模も著しく大きくなってきているのが特徴です。 |
公式ウェブサイト |
City of Kelowna - https://www.kelowna.ca/ |
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アクセス・交通 |
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日本から
日本からの直行便はなく、バンクーバーからのアクセスが一般的です。バンクーバーからは飛行機で約1時間。バスだと5-6時間かかります。
ケロウナ国際空港 (Kelowna International Airport): https://ylw.kelowna.ca/
カナダで10番目に利用客数が多く、トロント、シアトル、バンクーバー、ビクトリア、カルガリーとエドモントンから毎日直行便が発着しています。ケロウナ市中心部から北へ15km程で、タクシーで15分程です。
Kelowna Regional
Transit System |
空港からケロウナの中心部へ23番(Lake Country)または90番(North Okanagan Connector)バスに乗り、UBCで乗り換える必要がある。23番バスの運行は30分間隔。90番バスは、平日のラッシュアワーのみ運行 |
タクシー |
所要20分、約 $30 |
カナダ国内
バンクーバーやカルガリーからアクセスするなら飛行機が一般的です。バス路線もありますがあまり便はよくありません。
Ebus - https://myebus.ca/
市内交通
ケロウナの主な交通機関はバスとなります。ケロウナ市内だけでなく、ウェストケロウナ、ピーチランドエリアをカバーしています。
料金は1回券 $2.50、1日券 $6.50、マンスリーパス $70.00です。
Kelowna Regional Transit System: https://bctransit.com/kelowna/
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雑情報 |
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言語 |
英語が主となります。 |
治安 |
観光地、保養地として治安はとても良い。 |
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お問い合わせ |
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ケロウナについてのお問い合わせは、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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