カナダの首都オタワ。オンタリオ州の東端にあり、ケベック州との境でもあるこの街は、政治行政機関が集中する首都としての一面だけでなく、観光地としても見所の多い場所です。ぜひ夏だけでなく異なる魅力を持つ冬も訪れて欲しい場所です。
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見所 |
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オタワの見所は街の中心に集まっており、リドー運河を挟んで西に国会議事堂、東に博物館や美術館、ショッピングエリアが広がっていて、半日程で廻る事が出来ます。もし時間があれば、対岸のカナダ文明博物館へ行き、そこからオタワ市街を望むのもおすすめです。
Capital Information Kiosk
オタワの政府観案内所です。オタワのランドマークである国会議事堂の正面の道向かいにありますので、ぜひ最初にここへ立ち寄りましょう。観光ガイドが無料でジオラマを使って観光案内をしてくれるサービスも行われています。
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観光地 |
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オタワは観光ポイントが数多くあり、しかもかなり近いエリアにまとまっているので、観光しやすい場所です。そうは言ってもどれも見ごたえのあるものですし、観光地だけあって旅行者に親切な街です。
Parliament Building (国会議事堂)
オタワのランドマークである国会議事堂は、イギリスのビクトリア女王の命により1859-1866年に建築されたネオ・ゴシック様式の建物です。オタワ一の観光の目玉でその景観はとても美しく、一際目立つ高さ92mの塔を含めて景観も楽しむ事が出来ます。
夏季のカナダ王室騎馬警察隊による衛兵交代式や夜間のSound and Light Showも見逃せません。
Rideau Canal (リドー運河)
市内中心を流れる全長202kmの北米最古の運河。運河の先には同じオンタリオ州で、オンタリオ湖畔に位置するキングストンがあります。
運河の起点には8つの水門があり、25mの高低差を上がるもので、観光名所として特に冬季は凍結した運河が世界最長のスケートリンクになります。観光だけでなく、市民の通勤風景なども見ることができます。また夏季には、実際に行きかう船が運河を利用する様子が見られます。
2007年には世界遺産に登録されました。冬になると、約8kmという世界一大きなスケートリンクになる事でも有名。世界遺産の上を滑ってみましょう。
ByWard Market (バイワード・マーケット)
オタワの街の中央にあるマーケット。1840年代にオタワがバイタウンと呼ばれていた頃から、市民の台所として親しまれてきました。建物の外に軒を連ねた露天では、野菜や果物、花などがずらりと並んでいて、しかも安くで手に入ります。
マーケット周辺にはレストランやバー、クラブが集まっていて夜も賑わうエリアです。
Cathedral-Basilica of Notre-Dame (ノートルダム聖堂)
1839-85年の間に建設された、現存する教会ではオタワ最古の教会。2つの銀の尖塔が美しい教会です。中央には金色の聖母子像が立ち、祭壇には200以上の聖人の像が祀られています。カナダ国立美術館の道を挟んだ隣に建っています。
Rideau Hall (総督公邸)
カナダ建国以来、英国女王の名代であるカナダの総督が住居としているビクトリア様式の公邸。開館期間中は、ガーデンツアーやコンサートなど様々なイベントが催されており、毎日衛兵交代式も行われます。夏季にガイドツアーでパブリックルームを見学する事も出来ます。
Laurier House National Historic Site (ローリエ・ハウス)
カナダの第七代首相であるフリッド・ローリエが暮らしていた家。見学も可能で、談話室や寝室・書斎などを見学できます。
Nepean Point (ネピアンポイント)
オタワ川を一望する高台にある展望台。Alexandra Bridgeの袂にあり、国会議事堂や対岸のケベック州ハルも一望できます。初めてオタワ川を探索し、五大湖まで行き着いたフランス人 Samuel de Champlainの銅像が立っています。野外劇場もあり、夏にはコンサートなど様々なイベントが開かれます。
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博物館 / 美術館 |
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National Arts Centre:NAC (国立芸術センター)
オタワで活動するNAC交響団の公演をはじめ、オーケストラのコンサートやバレエ、芝居などのあらゆるジャンルの公演が行われています。
Canadian Museum of Nature (カナダ国立自然博物館)
1000万種以上の動植物、その他生物のコレクションを誇る博物館。入り口には1921年にアルバータ州で発掘された実物大の恐竜のレプリカが出迎えてくれます。 カナダの動物、鳥、昆虫などの剥製などが多数あり、特に恐竜の化石の展示が充実しています。
National Gallery of Canada (カナダ国立美術館)
歴史的な建造物が多いオタワ市内の中で異彩を放つ、ガラス張りのモダンな美術館。カナダを代表する美術館です。カナダ人アーティストを中心に、ヨーロッパの著名な画家の作品も多数展示しています。特に”グループ・オブ・セブン”と呼ばれるカナダを代表する作家によるカナダの自然を描いた作品が評価が高く、見ごたえがあります。
Royal Canadian Mint (ロイヤル・カナディアン・ミント)
メープルリーフ金貨やカナダ連邦発行の記念コインなど、世界70種のコインを製造している貨幣局。無料のガイドツアーではコインが造られるまでの過程や工場内の見学が出来ます。
Canadian War Museum (カナダ戦争博物館)
現代に至るまでのカナダが関わった戦争の歴史を辿る博物館。
常設展では兵器や遺品などから映像・写真など多岐に渡る資料が遺されています。
Canadian Aviation and Space Museum (カナダ航空宇宙博物館)
空軍跡地に建てられた巨大なビルには、130機以上の航空機や戦闘機を始め、エンジンやプロペラなどが展示されています。
Canadian Museum of History (カナダ歴史博物館)
1000年-1900年のカナダ発展の歴史が見学出来る博物館。先住民族のトーテムポールや住居などが展示されているほか、子供博物館や郵便博物館もあります。
100 Laurier Street, Gatineau, QC 819-776-7000 https://www.historymuseum.ca/
OPEN: 月-水、金-日 9:00-18:00、木 9:00-21:00
※毎週木曜日の17:00-20:00 は入場料が無料となります |
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宿泊 |
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Ottawa Jail Hostel
オタワの名物ホテル。1862年から1972年まで実際に刑務所として使われていた建物を改装して作られたホステル。とても人気があります。
その他の安宿
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レストラン / ショップ |
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The Whalesbone Oyster House
オタワの老舗の名物オイスターバーです。
生のオイスターから、様々なオイスター料理が楽しめます。オイスター以外ではロブスターリゾットがお勧めです。
Art Is In Bakery
オタワのハンバーガーの有名店です。カジュアルでお洒落な店内で、様々なハンバーガーやサンドウィッチが楽しめます。
ハンバーガーだけでなく焼きたてのパンや、テイクアウトのみとなりますが、オンラインでオーダーできるピザなど気軽に楽しめるカフェメニューを幅広く取り揃えています。
Ginza Ramen Sushi and Sake Bar
オタワの有名日本食レストラン。メニューはラーメンから焼鳥、寿司などおなじみのものがあり、日本のお酒も充実しています。
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ツアー情報 |
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リドー運河クルーズ -
Paul's Boat Lines Ltd
オンタリオ湖とオタワを結ぶために1832年に開通したリドー運河は、冬は世界一長いスケートリンクとして、また夏には人気のクルーズスポットとして親しまれています。クルーズはダウンタウンから街の南にあるドウス湖まで下るもので、所要は1時間半。美しい町並みや運河沿いの緑地帯の景観が眺められるコースです。
運河沿い、国立アートセンターの前 613-225-6781
運航時期: 5月中旬-10月上旬(1日5回) |
オタワ川クルーズ -
The Ottawa Riverboat Company
ケベック州とオンタリオ州の州境にあるオタワ川を下る1時間半のクルーズ。パーラメントヒルやカナダ歴史博物館など、オタワ側とガティノー側両サイドのランドマークを水際から観賞できます。
6月中旬から9月上旬までは、さらに上流のシャトー・モニテベロまで行くブレックファースト、ランチ、ディナークルーズ(要予約、所要4-8時間)も行っています。
リドー運河とオタワ川の合流点 613-562-4888
運航時期: 5-10月上旬(1日3-5回) |
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イベント情報 |
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チューリップフェスティバル
春になるとオタワの街はチューリップで埋め尽くされ、毎年5月下旬になるとオタワの春の祭典チューリップ・フェスティバルが行われます。チューリップを見るだけでなく、コンサートなど様々なイベントも行われます。
https://www.tulipfestival.ca Winterlude - ウインタールード
北米最大の冬の祭典です。期間中は札幌雪祭りのように、オタワ市内には様々な雪の彫刻が展示されています。さらに、リドー運河は巨大なスケートリンクとなり、市内各地で様々な冬の祭典が開かれます。
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お問い合わせ |
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