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基本情報

ロンドンは、オンタリオ州の州都トロントとアメリカとの国境の街ウィンザーの中間に位置するオンタリオ州西部の中心都市です。オンタリオ州西部では最大の都市で、ロンドン市のみで約37万人、周辺地域を入れて約50万の人口を有します。

都市名の由来はその名の通り、イギリスのロンドン市。19世紀のイギリス植民地時代、現在のオンタリオ州の前身となるアッパーカナダの首都を予定して名づけられました。街中にもテムズ川やビクトリアパークなど、ロンドンにちなんだ名前が多く見られます。首都の座はオタワに譲ることになりましたが、教育機関を多く抱え、医療や金融など経済が盛んな都市でもあります。

ロンドンは、別名フォレストシティと呼ばれ、街中に緑が多く、公園などゆっくり散歩できる場所が多いのが特徴です。五大湖であるエリー湖 (Lake Erie) と、ヒューロン湖 (Lake Huron) に挟まれており、ビーチや公園も数多くあるため、サマーアクティビティを楽しむことができます。一方、冬場の降雪量が多めで、スノーベルトとも呼ばれています。2013年の世界フィギュアスケート選手権大会でその名を知ったという方もいるかもしれません。

ロンドンの歴史

ロンドンの歴史は、アッパーカナダ(東部カナダ)の首都になる都市として副総督ジョン·グレイブス·シムコーに選定をされた1793年に遡りますが、最終的に州都として確立したのは1826年でした。

元々は現在のロンドン東南部に位置するVittoriaがオンタリオ西部の地区行政の拠点となっていましたが、エリー湖周辺地域全てをカバーするには遠く、1826年まではトロントが州都の役割を担っていました。Vittoriaの裁判所が1825年に火事で焼失した際に、その代わりとして、大佐トーマス・タルボットが所有していたSt. Thomas地域を指定し、現在のロンドンに裁判所を移行しました。

これに伴い、政府関連の施設が数多く作られ、アッパーカナダの銀行などが進出し、富裕層の集まる今のロンドンの原型となりました。1834年には、地区の会計を担当するジョンハリス氏が観光名所でもある大邸宅Eldon Houseを建てました。

1836年、マッケンジーの反乱で、ロンドン市はミドルセックス州から独立し、街の中心にある現在のビクトリアパークは軍の駐屯地として利用されました。この時に新たに人口の流入が起こり、さらなる街の発展につながりました。南北戦争後の1870年前後に、Huron College、Western Universityなどが設立、生命保険会社など金融機関の進出も盛んになりました。

気候

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
30℃
25℃
20℃
15℃
10℃
5℃
0℃
-5℃
-10℃
-15℃
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最高 (℃) -2.4 -1.4 4.2 11.6 19 23.8 26.3 25.2 20.9 14 6.9 0.6
最低 (℃) -10.1 -9.7 -4.7 1.0 7.0 12.1 14.6 13.7 9.6 4.0 -0.7 -6.5
降水量(mm) 74.2 60 78.4 82.2 82.9 86.8 82.2 85.3 97.7 77.6 91.1 88.6

基本情報

人口 市域 366,151人 人口密度 870.6人/km 
地理 面積: 市域 218.04km 都市圏 5420.57km 標高 251m(223ft)
姉妹都市 Nanjing (南京・中国)
スポーツ 街の中心にあるBudweiser Gardensで観戦できるスポーツは多く、2013年のフィギュアスケート国際選手権も開催されました
Ontario Hockey League: ロンドン・ナイツ
Naional Basketball League of Canada: ロンドンライトニング
その他 等時帯 東部標準時 (UTC-5)
夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
市外局番 +1-519
経済 ウェスタン大学での医療研究、保険、金融、ITなどが盛ん。ケロッグの大規模工場、近隣都市のWoodstockにはトヨタやジェネラルモータースなどの車産業の工場がある。
銀行のカナダトラスト、ロンドンインシュランスカンパニーなど、ロンドンで設立された金融関係の会社は多い。
街は小さいながらも、ロンドン国際空港、ナイアガラ地域やトロントなど主要都市につながるハイウェイ、VIAトレイン、バスなど他都市へのアクセスも便利。
公式ウェブサイト City of London - https://www.london.ca

アクセス・交通

日本から
日本からの直行便はありません。トロントからの経由便か、アメリカ、シカゴ経由便が一般的です。

ロンドン国際空港 (London International Airport)http://www.londonairport.on.ca
空港は市内中心部から東へ10kmほどしか離れていないため、街へのアクセスは良いです。公共交通機関は朝と夜の乗り入れと時間が限られているので、空港からの移動はタクシーが便利です。日本からの便の場合、直行便のあるトロント・ピアソン空港からロンドンまではシャトルバス(2時間程度)で移動するのが一般的です。

トロント空港からロンドン空港 ピアソンシャトル (Robert Q) $105.23 + TAX
ロンドン空港からダウンタウン リムジンシャトル 片道 $20程度
タクシー 約$25-$30

Yellow London Taxi: 519-657-1111
Robert Q: https://reservation.robertq.com/airbus/

カナダ国内
トロントやモントリオールからアクセスするのは列車かバスが一般的です。

列車
トロント方面から、VIA鉄道が運行しています。
トロントから 1日5-7便、所要約2-3時間 $42から ※座席タイプにより異なる
VIA鉄道: https://www.viarail.ca

長距離バス
トロント方面からは、グレイハウンドが運行しています。
トロントから 1日10便以上、所要約2時間、約$30.30から※座席タイプにより異なる
Greyhound: https://www.greyhound.ca

レンタカー
何人かで行くならレンタカーが一番安上がりで速いです。レンタカーであればトロント-ロンドン間なら所要約2時間ほどです。

市内交通
市内は大抵の場所はバスを乗り継いで行くことができます。少し郊外へ出るとバスは走っていないので車があると便利です。

London Transit: http://www.londontransit.ca/
大人 $2.75
5枚つづり回数券 $9.50
1か月定期 $81.00
1か月Weekday定期 $69.00

雑情報

出身有名人
ジャスティン・ビーバー (後にStratfordへ移動) 歌手
フレデリック・バンティング博士 インシュリン発見者 ノーベル生理学・医学賞者
ジョン・ラバット カナダのビール醸造会社の設立者
ライアン・ゴスリングス 俳優
レイチェル・マックアダムス 女優
ルーク・マクファーレン 俳優
バリー・スティアーズ 日本大使
ロンドン発祥または
設立された会社
Canada Trust 1864年設立
London Life Insurance Company 1874年設立
Imperial Oil 1880年設立
Libro Financial Group 1951年設立

お問い合わせ

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