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カナダの大学へ留学を考えている方、実は大学に入学する事は難しい事ではありません。必要なものは TOEFL、IELTS などスコア提出による英語力の証明と、最終学歴の卒業、成績証明書だけです。加えて自分の選考したい科目によっては面接や試験がある場合があります。
ただし、大変なのは入学してからです。カナダの大学は日本とは違い履修基準が厳しい事と、英語の授業について行く事のハードルを実感される方がほとんどでしょう。入学のハードルは低く、卒業のハードルは高いとお考えください。
こちらでは、カナダの大学への進学事情をご紹介します。
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カナダの大学の特徴 |
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カナダには約 90 の大学が存在し、そのほとんどが州立の公立大学となり、教育水準は均一的で先進国でも高い水準にあります。日本と比べて人口当たりの大学数は少ないですが、その分質の高い大学のみが運営されているのもポイントです。またカナダの大学は欧米での認知度が高く、欧米での就職にも有効です。またカナダはイギリスとアメリカの中間のような聞き取り易い英語を話すため、綺麗な英語を習得できる環境である点も人気の1つです。学費面では、アメリカに比べ半額以下という学費が安い点が特徴です。環境面でも優れており、治安も良く、過ごしやすく、物価も安いため、日本だけでなく世界の留学生に人気が高まっております。
カナダの大学は、大学やコースによって 1 クラス 200 名を超えるコースから、20-30 名の少人数制のクラスまで様々な授業パターンとなりますが、日本の大学と比べ少人数制で実践的な学習が行われるため、学ぶ内容は濃い反面、課題をこなすのが大変です。また日本の大学と違い、途中で他の学部や他の大学に転科、転校が容易で、またカリキュラムも、必修科目さえこなせばご自身の学びたい事を選択でき、将来の就職に向け必要な技能を身に着ける事を目的にしているため、授業の課題が多く、卒業が難しいと言えます。
カナダでの大学進学の大きなメリットは、卒業後カナダで働ける事です。カナダの大学を卒業すると留学生は最長 3 年の就労ビザが取得でき、さらにカナダの永住権を取得する事ができる点が、先進国の中でカナダに優秀な留学生が集まる理由の1つとなっております。
カナダの大学では 11 の産業分野に、州毎に強い分野の特徴があり、各州の地元産業と結びついた共同研究なども盛んに行われています。ブリティッシュ・コロンビア州ではマルチメディア、バイオ、次世代エネルギーや環境、アルバータ州は天然資源のマネージメント、工学が盛んです。オンタリオやケベック州ではビジネス、IT、通信、アート、マルチメディア、航空宇宙産業などが盛んです。ニューファンドランドであれば海洋産業、サスカチュワンは農業など、カナダ全土で若干特徴が異なるので、大学選考の際はご注意ください。
高い教育水準 |
大学数が少なく、ほとんどが州立のため、教育水準が高い。 |
実践的な内容 |
1 クラスの人数は比較的少なめで、卒業後の仕事に直結する実践的な内容です。 |
柔軟なカリキュラム |
選択するコースだけでなく、学科自体を変えられるなど、後からいくらでも選考を変えられる程フレキシブルです。 |
高い英語力を身に着ける |
カナダ英語はとても綺麗で世界中で通用する美しい英語です。 |
環境が整っている |
整った大学設備、治安の良さ、交通や住環境も優れています。 |
リーズナブル |
学費がアメリカに比べ 3 分の 2 程度と安く、生活費を含めると日本で大学に行くのとあまり変わりません。 |
年齢や性別の差別が無い |
様々な年齢、性別、国籍の学生が学んでおり、差別がなく、どなたでも気兼ねなく学生生活を送れます。 |
働ける |
大学在学中及び大学卒業後も最大3年間カナダで働く事ができます。 |
永住権が取得できる |
卒業後、永住権を取得する事が可能です。 |
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大学編入制度 |
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カナダの大学卒業をお考えの方、カレッジの編入制度をご検討されてはいかがでしょうか。
カナダの大学に直接入学をする事は、特に英語力の面でハードルが高いです。但しコミュニティカレッジからの編入であれば、例えば大学入学の場合は iBT TOEFL92 点程度必要なのに比べ、カレッジであれば約 80 点程度で入学が可能です。
またご予算の面でもリーズナブルです。通常 4 年での卒業になる大学進学のうち、2 年をカレッジ、2年を大学で学ぶ事で、前半の学費を 3 分の 2 程度の学費に抑える事ができます。そして、カレッジからの編入であれば、最終的に専攻を決めるのは大学に入ってからという事も可能で、カレッジで学びながら専攻や将来の進路を決める事も可能です。
カナダではカレッジから大学への編入がとても一般的で、特にBC州では大学編入のためのコースが常設されています。
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大学の単位と大学院 |
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カナダの大学には、学士、修士、博士の三つの課程があります。また多くの大学が学位取得課程の他に、Diploma (ディプロマ)、Certificate (サティフィケート) の 2 種類の修了資格を与える 1-3 年コースがございます。 日本で一般的な 4 年制の大学は、カナダでは Bachelor's Degree (バチェロー・ディグリー=学士号) と呼ばれます。
専攻や学科によって異なりますが、必要な単位を取得するまでに、一般的に 3 年-5 年掛かります。年数に関係無く必要な単位を取得しないと修了 (卒業) できません。
カナダの学位はアメリカを含めた英連邦で認められ、世界的に通用する学位です。ですので北米、南米やヨーロッパでは就職の際にとても有効な学位となっております。
サティフィケート
Certificate |
特定学科の修了資格、最短 1 年、ディプロマより短期で一部分の学習を行う傾向がある。 |
デイプロマ
Diploma
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特定学科の修了資格、最短 1 年、サティフィケートより長期で関連分野の学習を総合的に行う。 |
学士号
Bachelor's Degree |
大学学部修了で得られる。学部の専攻に合わせた必修科目、選択科目を履修し、レポート提出や試験での成績を満たし卒業に必要な単位の取得により得られる大学卒業資格です。 |
修士号
Master's Degree |
大学院前期課程修了で得られる。学士号またはオナーズディグリーを取得後、大学院の修士課程(前期課程)に進学し、修士論文提出及び面接試験による審査を受けて授与される。修士課程は所要 1、2 年。修士号だけ取得する方の割合は高い。 |
博士号
Ph.D. |
大学院後期課程修了で得られる。博士号はドクター・オブ・フィロソフィ(Doctor of Philosophy)の略で、ピー・エイチ・ディーと呼ばれる。修士号取得者の中で、研究職を目指す人だけが博士課程に進学する。博士課程は所要3-5年。 |
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大学進学条件 |
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学歴 |
カナダの大学学部課程に進学する最低条件は、高校を卒業している事
※高校の成績は日本の5段階評価で言えば平均 3.3 以上が目安、名門校では平均 4.0 以上の成績が必要
※専攻によっては、カレッジから編入という道もある |
申込時期 |
毎年 9 月入学となっており、3 月が願書の締め切りとなる
※一部 1 月入学も可能です。
※手続が早い大学は 1 年前から募集が開始されます |
期間 |
日本と同様 4 年制ですが、3 年で卒業できるプログラムもあります |
授業料 |
1 年(2セメスター) $12,000-25,000
※大学間の料金差は州によって異なり、BC 州が最も広く、その他は人口の少ない州程安い傾向があります。また大都市と地方都市でも料金が変わり、また就職に強いコースや専門的なコースは授業料が高めです。
British Columbia |
$16,000-26,000 |
New Brunswick |
$12,000-15,000 |
Albeta |
$12,000-15,000 |
Nova Scotia |
$12,000-15,000 |
Manitoba |
$12,000-10,000 |
PEI |
$13,000 |
Ontario |
$13,000-17,000 |
New foundland |
$13,000 |
Quebec |
$13,000-15,000 |
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条件付入学 |
カナダでは近年条件付き入学を認める大学が増えてきております。条件付入学とは、最初の 1 年を語学学習主体の授業を受け、並行して基礎教養の単位を一部取得でき、2 年次からは大学の本科の受講を開始し、4 年間で卒業が可能なプログラムです。
条件付入学が可能な条件として、高校の成績や英語のスコア(TOEFL、IELTS)が必要となりますが、英語力は中級程度で構わないので、語学留学を経て直接入学をするより短期間で大学へ進学が可能です。
※カレッジの条件付き入学とは若干異なりますのでご注意ください。 |
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大学入学必要書類 |
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願書 |
学校、学部指定のもの |
高校卒業・成績証明書 |
※希望学部・コースによって両方提出の場合もあれば、成績証明書のみの場合もある
入試が無いため、入学審査で最も重視されるのは高校の成績です。日本の5段階評価で言えば平均3.3以上が目安、名門校では平均4.0以上の成績が必要。 |
最終学歴の成績証明書 |
英語のスコア |
日本から入学を希望する場合はTOEFLやIELTSなどの英語のスコアが必要です。TOEFL の場合、iBT TOEFL で79-93、IELTS で 6.0-6.5 ※大学や学科によって異なりま。大学で英語のスコアがない場合は、大学での英語評価試験を受ける事も可能です。
→ 『英語スコア換算表』 |
その他 |
コースによっては小論文や課題を出されたり、ポートフォリオの提出、面接や試験が必要な場合もあります。 |
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カナダ大学ランキング |
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※ Maclean's 2011 University Rankings
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G15 |
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1991 年に設立された、カナダを代表する 15 の研究大学による、大学への研究資金を集めることと相互的に教育水準、研究水準の向上を図るために設立された共同組織です。一方で、結果としてカナダを代表する名門校が集まることとなり、カナダの大学の世界的地位の向上と、留学生支援の向上にも結びついています。
大学名 |
都市 |
州 |
学生数 |
創立年 |
世界順位 |
国内順位 |
University of Alberta |
Edmonton |
Alberta |
37,730 |
1908 |
96 |
5 |
University of British Columbia |
Vancouver |
British Columbia |
58,030 |
1908 |
43 |
2 |
University of Calgary |
Calgary |
Alberta |
31,800 |
1966 |
171 |
9 |
Dalhousie University |
Halifax |
Nova Scotia |
18,560 |
1818 |
235 |
7 |
Université Laval |
Quebec City |
Quebec |
44,320 |
1663 |
298 |
13 |
University of Manitoba |
Winnipeg |
Manitoba |
29,150 |
1877 |
431 |
14 |
McGill University |
Montreal |
Quebec |
37,170 |
1821 |
21 |
1 |
McMaster University |
Hamilton |
Ontario |
30,280 |
1887 |
113 |
6 |
Université de Montréal |
Montreal |
Quebec |
46,980 |
1878 |
83 |
11 |
University of Ottawa |
Ottawa |
Ontario |
43,100 |
1848 |
218 |
8 |
Queen’s
University |
Kingston |
Ontario |
24,850 |
1841 |
187 |
4 |
University of Saskatchewan |
Saskatoon |
Saskachewan |
20,080 |
1907 |
481 |
12 |
University of Toronto |
Toronto |
Ontario |
84,400 |
1827 |
20 |
3 |
University of Waterloo |
Waterloo |
Ontario |
35,900 |
1956 |
169 |
- |
Western University |
London |
Ontario |
37,000 |
1878 |
191 |
9 |
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大学進学の流れ |
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1 |
将来のプラン設計 |
カナダでの学習プラン以上に、卒業後のプランが重要です。卒業後のプランが決まって初めてカナダでどういった学習をするべきかが決まります。 |
2 |
志望校と専攻の選択 |
志望校と専攻を選びましょう。英語力も含め、現実的に入学が可能かの判断が必要です。
カナダの名門校では直接入学やカレッジからの編入はとても難しく、ほとんどの留学生は附属の語学学校からの入学のみ可能となっておりますのでご注意ください。 |
3 |
入学条件の確認 |
志望大学のウェブサイトで入学条件を確認しましょう。大学の国際学生課へ直接問い合わせも可能ですが、入学条件の回答はしてくれないのが実情なのでご自身でしっかり書類を用意するのも入試だと思って準備ください。 |
4 |
願書提出 |
願書提出は本人が直接大学へ提出する必要がございます。
この時点で入学金の支払(返金不可)が必要です。 |
5 |
選考 |
通常書類審査のみとなりますが、面接や論文提出、その他様々な追加書類が必要となる場合がございます。
選考基準は一切口外されません。 |
6 |
入学許可 |
入学許可の通知が来ましたら、授業料などの支払いを行い、学生ビザなどの申請を行えばあとはカナダへ渡航するだけとなります。 |
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語学留学から大学進学の流れ |
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1 |
語学留学
半年-1 年 |
まずは半年から1年の語学留学及び認定留学からカレッジへの進学を目指しましょう。
弊社では語学留学から進学まで、進学カウンセラーによるサポートを無料でご提供いたしております。 |
2 |
カレッジ進学
2 年 |
まずはカレッジに進学し、英語力を高めてから大学へ編入することをおすすめいたします。
※BC州、アルバータ州以外の名門大学の場合は大学附属からの大学直接入学が必須となります。
※BC州ではカレッジから大学への進学が一般的です。
※カレッジ入学後は全てご自身で進路を学校と相談し決める必要がございます。
※カレッジ進学後は学生が直接各手続を行う必要があります。 |
3 |
大学編入
2-3 年 |
カレッジから編入することで、英語力を高め、学費を抑えることが可能です。
※一部名門大学では編入条件が大変高く、留学生の編入はかなり難しいとお考えください。 |
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進学手続サポート |
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弊社では、進学専門カウンセラーを置き、カナダ全土の進学手配が可能です。但しカナダの名門大学への進学は、大学附属語学学校以外からの直接入学はハードルが高く、またオンタリオ州の場合はオンタリオ州大学入学申請センター(OUAC)へ本人による申請が必要となる場合もあり、弊社では大学への直接入学はサポートいたしておりません。
専門カウンセラー |
弊社では進学カウンセラーがおり、皆様のご質問に的確にお答えいたします。 |
カナダ全土の学校手配 |
どこよりも詳しく、幅広い情報をご提供いたしております。 |
データベース管理 |
弊社提携の学校情報を全てデータ管理しており、皆さんのご質問にすばやくお答えできます。 |
パンフレットの閲覧可能 |
オフィスでは各学校パンフレット、資料の閲覧が可能です。 |
無料カウンセリング・手続 |
カウンセリング、手続共に無料。進学もスムーズに、無料でできます。 |
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ご注意 |
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4 年制大学へ直接入学をご希望の方は、弊社では進学カウンセリング及び入学手続代行をいたしておりません。 |
4 年制大学への直接進学をご希望の方は、まず附属語学学校にご入学される事をおすすめいたします。弊社では大学附属語学学校への入学のサポートを無料で提供いたしております。 |
大学への進学は、2 年制大学(カレッジ)へ進学し、編入制度を利用して希望大学に入学する事をおすすめいたします。こちらのサポートも無料でご提供いたしております。 |
大学院への進学相談、手続サポートはご提供しておりません。 |
希望の専攻によっては外国人が受講できないもしくはできても資格が取れない、卒業後就労できない専攻がございますのでご注意ください。 |
看護師については、日本の資格を取得していても、かなり高い英語力が求められるため取得が厳しいのでご注意ください。 |
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弊社手配について |
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弊社では、進学のご相談から、煩雑で個人では難しい学校申込、入学手続代行をいたしております。また滞在先など、様々な留学手続きをいたします。大学への留学をお考えの方はご相談も無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
2年制大学 (カレッジ) |
ご相談からご契約まで弊社で一括サポートいたします。 |
4年制大学 (ユニバーシティ) |
大学附属語学学校からの入学のみサポートいたしります。 |
大学院 |
弊社サポート対象外となります。 |
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特別価格 |
通常価格 |
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進学サポート |
無料 |
$500 |
進学相談、手配。 ※預り金として$500を頂く場合もございます |
オフキャンパス就労ビザサポート |
無料 |
- |
入学後の就労ビザの取得サポートをいたします。 |
ポストグラデュエート就労ビザサポート |
無料 |
- |
卒業後の就労ビザの取得サポートをいたします。 |
メンバーシップ |
無料 |
- |
ンバーシップ、通常 1 年間 $500 が、通学期間無料になります。 |
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お問い合わせ |
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大学進学のご相談については、大学附属語学学校からの条件付き入学及びしカレッジからの編入のみ受け付けており、4年制大学本科への直接入学のご相談はお受けいたしておりませんのでご注意ください。 |
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